都会の高層マンション群
今や、不景気、不景気と言われている時代だが、マンションは次々に建っている。
経済は、伸びきったゴムのように、バブル崩壊後大きな成長はしていないものの、日常の生活は以前と変わっていないように見える。
東京が首都になって、長い年月が経過しているが、東京都内のマンションの金額は、やはり高い。
私は、バブル崩壊前はまだ幼く、その時代に社会人になっていなかったため、どれほど豊かで、贅沢だったかはわからない。
もの心ついた時点では、既に不況と言われている時代であった。
きっと、株価の崩落で、分譲マンションなどの価格にもだいぶ影響したのではないかと思う。
その時代の状況を知らない私にとっては、社会人になってから、やはり東京のマンションは高い、と思う。
これが、賃貸マンションであっても、分譲マンションであっても同じだ。
特に、東京の部屋の帖数は、関西などに比べて、同じ帖数でも、1畳分の大きさが違っているため、部屋は小さく感じる。
しかし、経済大国日本の首都となると、東京には大多数の人口が集まり密集している。
これほど小さい領土の中に、これほどの人口が存在し、東京の首都機能を動かしているとなると、やはり東京へ集まってくる人口は半端ない。
東京に首都機能があるうちは、この高層マンション群の建設ラッシュは留まるところを知らない。
それでも、より良い物件を求めている。
東京都内のみに関わらず、近隣の関東地域、例えば神奈川、千葉、埼玉といった場所にもマンションは多い。
この辺からは、東京へ通勤する人も多く、東京都内のマンションは比較にならないほど高い為、郊外でマンションを持ったり、賃貸したりする人も多い。
ただ、そうなると通勤、通学には大変時間もかかる。
時間をかけて安さを取るか、お金をかけて便利さを取るかの違いだ。
私は、東京に住んで思ったことがある。
カレンダー通りで、朝9時から夕方17時までの一般的な仕事をしていたとする。
となると、やはり9時始業であれば、8時半くらいに着くように家を出る。
となると、その周辺の人たちは皆同じように、それくらいに都内に着くように出ていく人が多い。
もちろん家の近所で働いている人は別だが、たいてい東京都の23区内まで通っている人が多い。
となると、通勤ラッシュでとんでもない満員電車に毎日乗らないといけなくなる。
小さい頃から、その環境に慣れていれば話は別だが、やはり慣れていない者にはかなり大変なことだ。
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